愛知の私立高校ガイドブック2021
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 本校は地元出身の実業家、滝信四郎が大正15年に創立した「滝実業学校」に始まり、現在では併設の中学校とあわせて生徒数約1800名の男女共学の学校となっています。建学の精神である「質実剛健・勤勉力行・報恩感謝」を発展継承し、個々の生徒が誇りと喜びを得られる学園の創造、総合力に秀でた魅力ある人材の育成を目指しています。このような観点に基づき、次の₃点を教育目標に掲げています。₁.「知力」・「体力」・「教養」のバランスのとれた生徒の育成₂.それぞれの夢の実現にふさわしい志望大学に合格するだけでなく、その先に活きる確かな学力を身につけた生徒の育成₃.自己の社会的責任を自覚し、周囲に対する優しさを持って、それぞれが歩むネットワークの中で、かけがえのない役割を果たす生徒の育成 学力向上のための授業はもちろんのこと、多彩な活動を通じて、人間性を高め、幅広い教養を身につけ、生徒一人一人の夢の実現に向けた教育を実践しています。 本校の授業体制は週₅日制、50分授業、週33時間となっています。 クラス編成については、高校₁・₂年の₂年間、併設中学校出身者とは別クラスを編成して授業を行います。 ₂年生への進級時に文系か理系かを選択し、₃年生への進級時に併設中学校出身者と合流して、志望大学や学部に合わせ、文系コース・理Ⅰコース〔理工系志望者〕・理Ⅱコース〔医療系志望者〕の₃コースに別れ、習熟度別授業を行います。放課後には希望制で「小論文授業」や「オープン授業」が展開されています。 また、私たちが今日置かれている社会は「グローバル社会」というよりも「ボーダレス社会」であると考えられ、日本のどこにいても海外の人との交流を求められます。この「ボーダレス社会」を生き抜く覚悟と力を育成したいと考えています。「ボーダレス社会」に対応できる人材育成の場として本校では、より海外の人々と触れ合う機会を求め、高校₂年生の₂学期に台湾へ修学旅行に出かけます。また、高校₁年時の夏休みにアメリカ研修、高校₂年時の夏休みにイギリス研修を、海外研修プログラムとして提供しています。97愛知の私立高校ガイドブック 2021滝高等学校未来は滝学園でつくられます未来の扉を開く君へ 日本には美しい山がたくさんあります。京都の北山杉に代表される揃った木々で覆われた山、自然遺産の山のように様々な樹木で覆われた広葉樹林の山。私は学校というのは後者の山でありたいと思っています。人が成長するには様々な価値観が存在する中で共生を考えられる環境が必要です。 滝高校に入学してくる生徒諸君も個性豊かな生徒諸君であって欲しいと願っています。そのために滝高校入学には、一般A受験(専願)、一般B受験(併願)、地域枠推薦、帰国生入試の₄つの入口を準備しています。 皆さんは自分に適した入口で入学し、広大なキャンパスで展開される仲間達との学びや行事やクラブ活動で自分の可能性を大きく開いていきましょう。校長 中島 政彦特色教育活動38School Message

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