愛知の私立高校ガイドブック2021
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 愛知淑徳は愛知県で最初の私立高等女学校として始まった歴史と伝統を大切にしながら、次の時代に向けた新しい教育を目指しています。 本校は創立以来、「10年、20年先に役立つ人材の育成」を掲げ、「女子は家事」と言われた明治時代にあって、「英語」「理科」を重視するなど進取の精神に満ちた教育を行ってきました。今後も、国際化・情報化が進む21世紀の社会を積極的に生きる女性の育成を目指します。 本校には「淑徳魂」と言われる伝統精神があります。それは、くじけず何事も最後までがんばる「負けじ魂」と、嫌なことでも率先して行う「陰徳」です。今の言葉で言えば、「強さ」と「優しさ」を兼ね備えた豊かな心を育てることです。 この教育方針に基づき、生徒一人ひとりを大切にし、それぞれが進路希望を達成することを目指しています。2年生から文型クラス・理型クラスに分かれて多様な進路希望に対応できるシステムを取っています。最近では9割を超える生徒が外部大学を受験し、優れた合格実績をあげています。 すべての生徒が「伸び伸びとした明るい学校生活」を送ることを目標としています。一人ひとりの生徒が完全燃焼する学園祭などの学校行事も多様に用意されています。クラブ活動の種類も数多く、授業後には文化部・運動部が盛んに活動しています。1.学習指導 生徒一人ひとりの能力や個性・適性を伸ばすと同時に、多様な進路希望の実現のため、2年生と3年生は文型・理型のクラス分けをしています。それぞれのクラスには必要に応じて選択科目が設けられ、生徒の多様な希望と進路に対応できる科目が開講されています。2.生徒指導 「明るく伸び伸びとした中の規律ある学校生活」が本校の目標であり、生徒会などの自主活動も活発で、他校との交流も活発です。だらしなさやルーズさは学校生活を駄目にしてしまうものであり、愛知淑徳の生徒として誇りある規律を大切にしています。3.進路指導 ほぼ全員が大学進学であり、令和1年度卒業生では9割が外部大学に、内部推薦による進学を含め1割が併設の愛知淑徳大学に進学しています。進路指導室は進路情報の提供のみならず、進路カウンセラーを置いて志望大学の選択や勉強の仕方などきめ細かな指導をしています。29愛知の私立高校ガイドブック 2021愛知淑徳高等学校ひとりひとりを大切に—未来を担う君たちへ— 高等学校時代は、人生の基礎が作られる大切な時です。個人の人格を高め、育て、社会生活を営むための知識や技術、教養を身につける時期です。 愛知淑徳高校は、目指す女性像を、 ○広く深い視野を持ち、社会のさまざまな分野で活躍する女性 ○豊かな情操と教養を持ち、健康で明るく、主体的に行動できる女性 ○淑徳魂の「強さ」と「やさしさ」を持つ自立した女性とし、教科学習はもちろん、クラブ活動、学園祭・宿泊行事等を通して、生徒ひとりひとりの可能性を引き出し、次の時代に大きく羽ばたく女性の育成をめざしています。校長 谷口宜邦特色教育活動04School Message

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